ブロッコリーの芯を漬物に
大根やかぶの葉がたくさんついていて、今日のうちには使い切れなくてもったいない──そういう場合は、塩漬けにしてみてください。ざくざくと刻み、葉っぱの重量の2%の塩を軽くまぶして冷蔵庫に入れておくだけ。翌日、水けを絞りましょう。そのまま食べてもよし、《かぶの茎と葉っぱの刻みゆず漬け》のようにゆずの風味をつけた浅漬けにするもよし、豆板醤やかんずりなどでピリ辛漬けにしてもよし。炒め物や煮物の具、スープなどにも使いまわしができます。
皮を剥いたブロッコリーの芯やセロリの細い茎、大根やかぶの皮など、ある程度ボリュームのあるものはぬか床に漬けてしまいましょう。味噌や醤油に漬けてもいいと思います。時間がなければ、1カップの水に小さじ1の塩を溶かした塩水に放り込むだけでも、おいしい塩漬けになります。逆に、にんじんの皮のようなペラペラのものを漬けても、あまりよい漬け物にはなりません。
お気に入りは、ブロッコリーの芯のお漬け物。味噌でもぬかでも塩に漬けてもおいしくて、チシャトウという高級野菜にそっくりになるんです。何も言わないで出すと、「よく手に入ったね」と家族がびっくりしてくれます。(笑)
始末料理のコツは……
◆ハンパな部分は、それぞれの食感を活かした別の料理にしよう
◆大根やかぶの皮は厚めに剝くのでボリュームがあり、使い出がある
◆葉のついた野菜を買ったら、葉はとりあえず塩漬けにして
◆皮、茎、ヘタも調味液に漬ければお漬け物に早変わり
◆ハンパな部分は、量がまとまるまで下茹でして冷凍保存
◆使い道に迷ったら、すべての部分をまとめてスープやポタージュに