もうロケバス移動は、むり
仕事中、突然意識を失ってしまうような感覚に襲われる。もう長い時間の仕事は難しいかもしれないと思った。ロケバスでの移動中、油汗をかきながらなんとか目的地に辿りついたりもした。
もうロケバス移動は、むり。生放送で痛ましいニュースを観た時などに、意識が飛ぶ感覚も味わった。ワイプの中の私が倒れて、それがニュースになるなんてことは避けたい。
急に大声を出したりするとフラついた。「どこ見てんのよ!」も封印だ。
(ご要望もほとんどございませんが)
え?
だったら、何にもできないじゃない自分。笑える。いや笑えない!
どの仕事を控えて、どの仕事ならできるのか。それも実際のところ、よくわからない。
だいたい、そもそも仕事を選んでいられる立場なのか。選ぶ、なんてことをしたら仕事は減るだろう。生活はどうなるんだろう。
ただただ、恐怖だった。
パフォーマンスが落ちているかも、そして、それはバレているかもしれない。
それも、恐怖だった。
自分のカラダで表現をする、タレントというこの仕事は将来的に厳しいのかもしれない、と不安が頭をよぎった。