オートキャンプ場(写真提供:カーネル株式会社)

車中泊専用駐車場が増えている

一方、どこでもクルマを止められれば車中泊できるわけではない。では、どこが車中泊できる場所なのか? ここでは、公に認められているスポットを紹介しよう。

まずは安心のオートキャンプ場。車外にテーブルやチェアを広げてくつろげ、火を使った調理なども可能。トイレ、洗面所、シャワー、売店などを完備しているところも多く、車中泊にはうってつけだ。ただし、キャンプ場によって異なるルールや地域差もあり、冬季閉鎖やチェックイン/アウトの制限があるのが気になる点といえるだろう。

車中泊専用駐車場ともいえるRVパークは、日本RV協会が道の駅や日帰り温泉施設などと提携して開設したもの。駐車場の一角に有料の車中泊エリアがあり、施設公認で車中泊がOKとなっている。24時間利用可能なトイレや、入浴施設、ゴミ処理まで頼める施設も多くあり、安心して利用できる。現在では、全国に約200ヵ所(2021年6月)ほどあるが、今後さらに増やしていくことを日本RV協会は明言している。

また、その日本RV協会の下部組織である「くるま旅クラブ」が統轄している、車中泊可能な駐車場もある。会員限定ではあるが、温泉施設の駐車場を利用する「湯YOUパーク」やレストランなどお食事処の駐車場が利用できる「ぐるめパーク」があり、施設を利用して車中泊を行える。

RVパークも車中泊の人気スポットだ。写真左:RVパーク緑の村/写真右:RVパークゆとりすと(写真提供:カーネル株式会社)