生田智子さん(左)と木佐彩子さん(右)
サッカー元日本代表の中山雅史さんを夫にもつ生田智子さんと、元メジャーリーガーの石井一久さんを夫にもつ木佐彩子さん。夫の仕事柄、一年の大半は離れて暮らしているというおふたりは、「亭主元気で留守がいい」と口を揃えます。その真意は──(構成=上田恵子 撮影=宮崎貢司)

〈前編よりつづく

勝敗に一喜一憂しないでほしい

木佐 スポーツ選手の妻って、内助の功のイメージが強いですよね。でも夫は、生活へのこだわりはあるけど強要はしないし、内助の功を求めない。体と同じく心も広いというか、ドーンと構えた勝負師タイプなんです。「全試合勝つチームなんてないから」という感じで。

生田 正論ですね。(笑)

木佐 選手時代は自分が投げる試合で勝つという責任を持ち、引退後は明け方からアメリカのスタッフとオンラインで会議をしたり。彼は野球が好き云々というより、仕事としてやりがいを感じているみたい。なかには「マウンドで死にたい」という人もいますが、夫は「マウンドで死ぬなんて絶対に嫌だ!」っていうタイプ。

生田 はっきりしてる!

木佐 結婚する際に言われて印象的だったのが、「勝敗に一喜一憂しないでほしい。負けたら俺のせいだし、勝っても彩のおかげじゃないから」という言葉。なるほど、試合に出るのは彼であって私じゃない。それを聞いた時、すごく気持ちが楽になりました。

生田 うちも同じです。「成績がいい時は内助の功と言われ、悪い時は妻が悪いと言われる。でもそれは気にしなくていい、活躍しているのは俺だから。支えてくれなくて結構」って。(笑)

木佐 妻に尽くされるのを重いと感じる人もいれば、晩ご飯を食べながら「今日のピッチングはどうだった?」と確認し合うご夫婦もいる。一概に何が正しいとは言えないので、人それぞれですね。