70歳近いオヤジのくせに、ラップをYouTubeで

 三味線が入るド演歌の曲があったりね。俺はさ、ナオキは《演歌歌手》じゃなくて、《歌謡曲を歌う歌手》だと思ってるの。演歌って「あなたを殺して私も死ぬ」みたいなドロドロした歌詞が多いけど、ナオキはそういう雰囲気じゃないから。普段は演歌を聴かない人にも聴いてもらえたら嬉しいよね。

真田 はい。しっかりバトンを受け取って、つないでいきたいと思っています!

真田さんの「恵比寿」が2020年年間USEN HIT演歌/歌謡曲ランキング1位に。トロフィーを子弟で掲げて(真田さんインスタグラムより)

 ナオキには早く自分のバンド、つまりファミリーを連れてツアーを回れるような、一人前の歌手になってもらいたい。そしたら俺からは卒業だよ! あと1〜2曲は書いてやるけど、その後はほかの作詞家、作曲家の先生が書いた歌を歌ってほしい。

真田 精進します!

 歌謡曲を歌っていくなら、いろいろな音楽を聴いて勉強することが大事。俺なんか70歳近いオヤジのくせに、最近じゃあラップ(「TSUGARU」)を歌ってるからね(笑)。YouTubeで配信したんだよ。一銭にもならないけど、皆が注目してくれたらいいなと思ってね。

真田 すごく格好いいです。いつも思うんですが、先生は本物のエンターテイナーですよね。ステージに立てば歌が素晴らしいのはもちろん、トークもお上手で笑いが絶えない。その一方で、シリアスな話をして感動させたり。僕もいつかは先生のように、お客さんの心を惹きつけて離さない歌手になりたいです。そのためには、もっともっと勉強しないと。

 ナオキは日本の歌謡曲以外もよく聴いているよな。

真田 カナダのシンガー・ソングライターのマイケル・ブーブレが大好きで、いつも車の中でかけています。

 いいね。俺も外国の音楽が大好きだから、アメリカからアフリカ、スペインまで、ジャンルを問わず何でも聴く。クラシックも聴くし。コロナ禍になる少し前、1年間海外を回っていろいろな歌を聴いたよ。再来年にニューヨークで50周年ライブをやる予定だからカーネギーホールへも寄ってきたけど、果たしてどうなるか。でも、まずはナオキのアルバムだな。大変な時期だからこそ、皆さんに歌で元気になってもらえたら。

真田 たくさんの人に聴いていただきたい。ファンの皆さんには再会できるその日まで待っていてほしいです。

 その意気やよし。また飯を食いに連れて行ってやるからな!

歌手の先輩として、プロデューサーとして、真田さんに細やかに指導する吉さん(撮影◎真田さんスタッフ)

真田さんの最新フルオリジナルアルバム『真田ナオキの世界』が発売中
TECE-3636 / 定価:¥3,000(税抜価格 ¥2,727) / アルバムCD
全曲 作詞・作曲:吉 幾三 / 編曲:矢野立美

ニューシングル
「本気(マジ)で惚れた(殿盤)」2021年10月20日(水)発売決定
TECA-21055 / 定価:¥1,350(税抜価格 ¥1,227) / シングルCD
作詞・作曲:吉 幾三 / 編曲:矢野立美