寝つけないときは、一度起きて気分をリセット
4つ目は、ストレスを減らすこと。
深刻な悩みがあるわけでもないのに、なかなか寝つけないということは誰にでもあるものです。
「マイナスの気持ちをベッドに持ち込んだり、眠れないことをくよくよ気にしたりしていると、それがかえってストレスに。そんなときは、思い切って一度起きてしまいましょう。別の部屋で15~30分、音楽を聴いたり、雑誌を眺めたりして、再びベッドに戻ればよいのです。気持ちの切り替えができて、スムーズに睡眠に入れる可能性が高まります」
また、『婦人公論』世代からは「若い頃に比べて眠れなくなった」と嘆く声も多く聞かれるところ。けれど、加齢とともに睡眠が短く、浅く、朝型になっていくのはごく自然なことと坪田先生は言います。
「昼間眠くなるなどの支障が出なければ、睡眠は足りていると考えてさしつかえないでしょう。若い頃と比べると活動量も減っているのですから、同じだけの睡眠時間は必要ないといえます。『いままで○時間眠れていたのに』と気にしすぎないことも、睡眠へのストレスを減らすことにつながるといえるでしょう」
次からは、快眠をサポートする生活習慣をご紹介します。