「年齢とともに体力が衰えるのも、リカバリーに時間がかかるようになるのも当たり前ですよね。それなら無理をせず、疲れないようにしようと考えるようになりました。」(撮影:宅間國博)
子育てが一段落して、自分のための時間を大切にできるようになってきたという大塚寧々さん。肩の力が抜け、夏バテ知らずになったそうです(構成=丸山あかね 撮影=宅間國博)

いつも通り家族で食卓を囲んで

――医師や弁護士、キャリアウーマン役などを演じることが多く、「デキる女」のイメージが強い大塚さんですが、プライベートでは「ゆるゆると暮らす」のがモットーなのだそう


子育てに追われていた時期は、いつもバタバタと落ち着きなく過ごしていた気がします。今だって仕事を終えて家に帰れば家事全般をこなす主婦なのですけれど、息子はもう成人していますから、近頃では自分の時間もとれるようになりました。

それに、もはや30代の頃のような体力はありません(笑)。「いつからこんなに疲れやすくなったのだろう?」と思ったり、「疲労回復に3日もかかるなんて!」と愕然としたり。でも考えてみれば、年齢とともに体力が衰えるのも、リカバリーに時間がかかるようになるのも当たり前ですよね。それなら無理をせず、疲れないようにしようと考えるようになりました。

猛暑の夏も睡眠や食事を大切にしています。私は食いしん坊だからか、お料理するのは好きで楽しいですし、わが家はほとんど外食をしないので、自粛生活が続くなかでも、いつも通り家族で食卓を囲んでいます。ですから、コロナ下でも生活のリズムは大きく変わっていないと言えますね。