わたしの養生訓(1)
1日数分の運動で「筋活」「骨活」を行う
筋肉を鍛える「筋活」は、ピンピンひらりを叶えるために最も重要です。ジムに行って筋トレをするのでも構いませんが、自宅での自重(自分の体重を使う)筋トレでも十分。
私は1時間ごとに3分を筋トレタイムに充てています。8時間デスクワークをしていたら3分×8回で30分弱筋トレができる。これならわざわざトレーニングの時間を捻出しなくてもいいし、むしろ気分転換になって仕事もはかどります。テレビのCM中なども絶好の筋トレタイムです。
私は常に20種類くらいのメニューを用意し、順番に行っていますが、今回は狭いスペースでもできるおすすめの3つをご紹介しましょう。ワイドスクワットは脚、ドローイングは腹筋を鍛えます。鎌田式かかと落としはふくらはぎや脛の筋肉強化だけでなく、骨粗しょう症予防にも。元気に歩き続けるためには、筋肉だけでなく骨も大切なので、「骨活」として取り入れてください。
わたしの養生訓(2)
すきま時間でも効果的な「速遅歩き」
歩くことは有酸素運動になり脂肪を燃焼するだけでなく、認知症予防や骨の強化にも役立ちます。私は1日4000歩、週に2回は8000歩を目標にしています。朝、家の前の道を歩いたり近所の蓼科湖畔へ散歩に行ったり。
とはいえ「忙しくてウォーキングする時間がない」という人もいるでしょう。そこで私が考案したのが「速遅歩き」です。いつもより歩幅を10cmくらい大きめにしながら、速歩き3分、遅歩き3分を2セット。それに速歩きを3分プラスして、15分で終了です。買い物に行くときや駅までの移動などに、この歩き方を意識してみてください。
1日4000歩に速遅歩きを追加するのがおすすめです。歩数計だけでなく、今はスマートフォンなどでも簡単に歩数がカウントできます。持ち歩くようにすると歩く意欲も湧いてきますよ。