バチが当たったと

過去2回の浮気発覚後は「私、なめられていたんじゃないか?」と思うくらい。多分、悪いことをしていたっていう意識が低かったんでしょうね。「もうしません」って口では言っていましたが、その場しのぎの言葉だったというか。都度都度、それなりに一生懸命力説してくれていましたが、その根底にあったのは私を言いくるめることだったのかもしれません。

そして私も、「口ばっかりで」ってどこかで思っていて。完全には反省していない、私の辛さをわかっていないって。まあ、そういうことを繰り返してしまう人だから、浮気に対しての考え方は軽かったんでしょうけど。

だから、今回はバチが当たったんだなって思うことにしています。自分が恥ずかしい思いをして、世間の目に晒されて、ようやくその罪の重さに気付いてくれたというか。私をどれだけ苦しめてたかってことを、彼が少しでもわかってくれていたらいいんですけどね。

とはいえ、毎日反省してほしいと思っているわけではありません。だって毎日反省されたら、彼のいいところがなくなっちゃう。夫には、これからもいつも通りの面白くて優しいパパでいてもらいたいです。その積み重ねが、原田家が日常へと戻る一番の近道。

……まあ、たまに思い出して私のことを労ってくれるくらいがちょうどいいかな。

4人でこれからも一緒にすごすと決めたから

私は彼がしてきたこれまでの浮気も含め、自分の中で“蓋”をすることにしました。これから先、夫婦間で口論になることがあっても、過去の浮気話は持ち出さない。それが私たちにとっては、これからも家族を続けていく上で大切なことなんじゃないかなって思うので。

彼が彼なりの禊をしたのに、私だけ何もしないままってわけにはいかないかなと。周囲のみなさんは、私が一番の被害者だって言ってくれますが、やっぱり一番かわいそうだったのは子供たちだと思うので。4人でこれからも一緒にすごすと決めたから、私は自分がこの件で抱えた嫌な気持ちに蓋をする、それが私なりの禊です。

まあ、すぐに蓋が開かないように、漬物石でも載せとかないといけませんが。

今テレビやインタビューで問われるままに夫の浮気の件を話していますが、それはあくまでも私の<復習>なんです。もう聞かれて困ることもないから、その時に感じた感情も含めて事実を話す。でも、それがこれまで俳優・原田龍二としてやってきた彼に対しては、ささやかながらも<復讐>になっているのかもしれませんね。

※本稿は、『別れない理由』(講談社)の一部を再編集したものです。


『別れない理由』(著:原田愛/講談社)

夫・原田龍二の不倫騒動に際して「原田、アウト」の名言をはなった妻・原田愛さん。愛さんが初めて語る「夫婦と家族の再生の物語」!