「人を楽しませたいし、自分たちも楽しみたい」

質疑応答では、「それぞれがイベントに出るとしたら自分の何をアピールしますか?」という質問が。ゲームプロデューサーの高野さんに対し、黒羽さんは「ゲームは『プロ野球スピリッツ』しかできません」と野球少年らしいコメント。岡宮さんは「『ゼルダの伝説』にハマってるんですが、オンラインができないからだめですね」と答え、会場からは笑いが。2人とも高野さんから戦力外通告を受けていた。

黒羽さんは「僕はバスケに出ても、ヤングじゃないから汗もキラキラしない。でもマスコットの中に入る体力はあります」とアピール。高野さんは、「バスケは体育の授業でしかやったことないんですが、たまにボールを片手で持てます。その日の体調によりますけど」とコメント。「球技が苦手、と本人は謙遜するが、とてもポテンシャルが高い」と黒羽さんに褒められ「いや、ボールが怖いんです。ボタンしか信じられません」とゲーマーらしく返し、プロデューサー同士の仲の良さも伺えた。

去年のイベントに参加したファンの反応について聞かれると、黒羽さんは「野球を見たことがない人も興味を持ってくださり、役者仲間にも喜んでもらえた。今がすべて、と思える瞬間をみんなで作ることができて嬉しかった」とコメント。今回のイベントについては「普段自分たちは表に出る仕事ですが、イベントのプロデュースを手掛けることで、〈たくさんの方の力でこの空間がある〉ということを若い俳優の人たちにも実感してほしい。今回の経験で、頼もしい2人が生まれるだろうな、という感覚です」と語った。

「〈ACTORS☆LEAGE〉の可能性が広がり、今がすべて、と思える瞬間が1年を通して増えていき、ファンの皆様にも、役者にも楽しみな行事になってもらえたら」と黒羽さん。岡宮さんは「ゲーム、野球の2人がきっと盛り上がる2日をつくるはずなので、10月にイベントの最後をしめくくれるような1日をつくりたい」と抱負を語ってくれた。

コロナの重苦しい空気の中、エンターテインメントの火を消すまいと、「人を楽しませたいし、自分たちも楽しみたい」というコンセプトで始まった「ACTORS☆LEAGE」。
今年は3つのイベントでどんな熱戦が繰り広げられるのか、目が離せない。

前回のイベントを振り返った黒羽さんのインタビュー「野球を仕事に、の夢を叶えて踏んだ東京ドームのマウンド。中居正広さんのポジションを目指したい」はこちら