元看護士の妻との日課は

仕事では人が敷いたレールに沿って歩んでくることが多かったものの、プライベートでは結婚を二度しています。5年前の離婚の際は自分で決めて家を出たのですが、長年連れ添った前の妻も「仕方がない」と納得してくれました。互いに弁護士立ち会いのもと、同意書などを交わしての協議離婚で、娘と息子も同席。自分なりのケジメはつけたつもりです。

昭和、平成、令和と、芸能界で生きてきました。時代の変遷とともに歌の世界も目まぐるしく変わっています。今はアマチュアもプロもなく、誰もが楽器を手にし、曲を作り、歌い、自分でネットに上げて発表する。そういう新しい時代が訪れているなか、このあたりで引退するのもいいタイミングだったかな、とも思うのです。

最後の日々を前に、集大成となるベストアルバムとシングルを2021年12月22日に発売しました。シングルの「この道を真っすぐに」という曲は、社会を守る警察官をテーマにした歌。50年ほど前に警察官・機動隊への応援歌として出した「この道」の続編ともいうべきもので、長年あたためていた企画を実現させることができました。

最後のコンサートツアーも始まっています。半年で全国160ヵ所。体力の維持が大事ですが、この年齢ですし、定期健診はちゃんと受けています。元看護師の妻が薬剤の管理もすべて引き受けてくれているおかげもあって、今のところ体調は万全。もともとボクシングをはじめスポーツはやってきていますから、トレーニングも慣れたもので、夫婦で日課のウォーキングも欠かしません。

引退後はどうするか。熟年向けの歌をプロデュースするのもいいし、時代劇もまたやりたい。いろいろプランはありますが、ともあれ、まずは引退までのコンサートツアーを精いっぱい頑張ります。

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橋幸夫さんの最後のコンサートツアー＜人生は長いようであっという間　夢を持って生きよう！＞が現在開催中！

3月4日(金)静岡アクトシティ浜松 大ホール     

3月10日(木)愛知春日井市民会館     

3月11日(金)愛知岡崎市民会館 あおいホール     

3月17日(木)岐阜岐阜市民会館     

3月18日(金)愛知アイプラザ豊橋     

3月24日(木)大阪堺市産業振興センター イベントホール   

3月25日(金)大阪大阪国際交流センター

4月以降も全国で開催予定。詳細はこちら