安心・安全、全国規模の公共的組織

11時から18時まで、週7日間働いてもらう家事援助のパッケージ。昼食、おやつ、夕食の支度と掃除を依頼する山村さんの母親のもとには、4人の会員がローテーションを組んで訪れることになった。

「毎日違う方が来るほうが人間関係の風通しがよく、話題も豊富。年齢の近い方が多く、話が合うようで、母がイキイキとしてきたのには驚きましたね」

シルバー人材センターのような役割を、「JA(農業協同組合)」が果たしている地域もある。

JAが取り組んでいる「高齢者生活支援事業」は、家事援助や草取り、通院介助、買い物同行、その他の困りごと援助などのサービスを行うというもの。また介助関係の依頼には、ヘルパーの資格を持った職員が対応するという。ただし、すべてのJAが行っているわけではないので注意が必要だ。

シルバー人材センターもJAも全国規模の公共的な組織なので、料金は手頃で安心度が高いのが特徴。ただし内容は各センターにより異なるので、まずはホームページや電話で確認を。