●インターバル速歩とは

動脈硬化や認知症の予防、ダイエットにも

インターバル速歩は、筋力アップによって体力を向上させますが、そのほかにもさまざまな恩恵があるのが特徴です。

私たちは、これまで9700人の中高年者を対象に5ヵ月間のインターバル速歩の効果を検証しました。その結果、体力が平均10%向上(体力的に10歳若返る)。それに比例して、高血糖、高血圧、肥満などの生活習慣病の症状が平均20%、不眠、認知機能などの精神症状が30%以上、改善しました。

さらに、腰椎、大腿骨頭の骨密度が1%増加することも確認。これらのメカニズムの一部として、筋力向上によって、ミトコンドリア機能が改善し、全身の慢性炎症が抑制されたことが考えられます。

また、日々のインターバル速歩終了後、30分以内にコップ1~2杯の牛乳か、それに相当する乳製品を摂取すると、これらの効果を促進できることも明らかになりました。そのほか、姿勢がよくなった、体つきがスッキリした、肌に張りが出てきたなど、美容面での効果を指摘する声もあります。