葉に下描きを書いて、切り取っていく。リトさんによる繊細な作業

写真撮影からタイトル付けもこだわる

「手順としてはまず紙に下絵を描き、次に葉っぱの裏にペンで下描きをします。絵の内側の細かい部分からデザインナイフで切り抜き、最後にアウトラインを切って完成。葉が乾燥する前に手早く進めなくてはいけません」

使う葉っぱは、主にサンゴジュとアイビー。秋にはモミジやイチョウで挑戦することも。薄いと写真撮影のとき風が吹いたりして折れてしまうため、試行錯誤を重ねてきた。

「僕が知らない葉っぱをファンの方が教えてくださったり。ありがたいですよね」

完成した作品は屋内や屋外で撮影。空や緑を入れて、手の角度を変えながら150枚前後撮る時もある。タイトル付けにもこだわり、作品を見て思い浮かんだ言葉を書き出しながら1~2時間かけて決める。その作業は「俳句の言葉選びにも似ている」と言う。

「バス、まだかな…?」