母が認知症になって家のことができなくなってからは、すべて私がしています。それまで家事らしきものはやったことがなかったのですが、マメに掃除や洗濯もこなしていて、これが気分転換にもなっているんですよ。

料理は下手ながら、野菜、魚、肉など、栄養バランスも考えて作っています。朝は7時から7時半頃に朝食。夜は6時半頃に夕食をとり、それ以降は何も食べません。「料理をするのが面倒だな」と思えば、デリバリーを頼んだり、外食したりと、そこは柔軟に。仕事はともかく、日常の生活では、ストレスをためないためにも「無理なく」です。

それにしても、以前の私は午前3時、4時頃までお酒を飲んで帰宅し、寝るのは明け方。昼近くになって起きるというパターンで、朝ごはんも昼ごはんもパス。そんな毎日を続けていたら、心臓以外の病気にもなっていたかもしれませんね。

私の生活が改善され、人間らしい暮らしに戻れたと思えば、母は私の命の恩人(笑)。私が気持ちに余裕をもって介護にあたれるようになってからは、母の笑顔も増えた気がしています。