なぜ水曜夜に飲み会の予定を入れてはいけないのかというとーー(写真提供:イラスト AC)
「猛暑」「酷暑」と表現されるのが当たり前になりつつある日本の夏。2022年の今年も寝苦しい夜が続いています。一方、計120社、累計6万5000人の睡眠改善をサポートしてきたスリープコーチ・角谷リョウさんによると、一流のビジネスパーソンほど、日々ぐっすり深く寝て、その日のうちに心身の疲れをとり、日中のパフォーマンスを最大限に引き出しているとのこと。特に平日高いパフォーマンスを発揮し、週末をエンジョイするには水曜の睡眠がカギとなるそうで――。

一番元気な曜日、疲れている曜日

あなたは1週間を通して何曜日に疲れがピークになっていると感じますか?

疲れの指標はいろいろありますが、その中でもメンタルの疲れと深い関係のある「自律神経」を例にとると、木曜日が一番乱れることが分かっています。

ちなみに、一番元気なのは土曜日です。

おそらく多くの人は週明けに疲労を感じても、週の半ばになると仕事モードに入っていて疲れを感じにくくなっていると思うのですが、実際には木曜日にかなり疲れているのです。

「疲れが溜まる」という観点では、金曜日が最も疲れが溜まっていそうな気がしますが、実際はそうではありません。翌日が休みだと分かっていると、安心感や期待感から自律神経のパワーが回復することが分かっています。