平日と休日の睡眠時間のズレがもたらすもの

効果が実感できたら、ぜひ仕事仲間や同じ職場のメンバーにこの「木曜疲れピーク説」を教えてあげてください。一緒に働くメンバーがそういったことを理解していると、飲み会の設定が水曜日の夜ではなくなっていきます。

しかし、なかなか実際には自分の都合で飲み会の日程を決められるものではありませんので、少なくとも水曜日に飲み会が重なった時には、可能な限りお酒は控えめに、早めに帰ることをおすすめいたします。

ビジネスパーソンの睡眠を調査した研究では、ハイパフォーマーと呼ばれる仕事で高い成果を出す人は、平日と休日で睡眠時間や起きる時間の差が少ないことが分かったそうです(ニューロスペース調べ)。

平日と休日の睡眠時間の差やズレが大きいと、時差ボケと同じほどのダメージがあり、2時間以上違う人は毎週末アジアに海外旅行に行っているようなものです。

平日と休日の睡眠差の大きさによる影響(図:『働くあなたの快眠地図』より)

これまでの多くの研究でも、平日と休日の睡眠時間の差が大きいほど「肥満や体脂肪の増加」「労働意欲の低下」「うつ病の罹患率」が比例して増えていくことが明らかとなっています。