101歳の長寿を全うした生活評論家、吉沢久子さんが日々の生活のなかで見つけた「幸せに生きる方法」「暮らしのアイデア」「簡単に作れるおいしい料理」は今の時代を生きる上でもヒントがいっぱい。エッセイ集『100歳の100の知恵』(中央公論新社)から吉沢さんの極意を1つずつ紹介します。

<100歳の100の知恵 52

『適当に切って煮るだけ。「煮リンゴ」のデザート』

「煮リンゴ」と「リンゴジャム」の違いは、煮リンゴはジャムほどたくさん砂糖を使わないこと。

使うリンゴの種類は、なんでもかまいません。適当な大きさに切ったリンゴを鍋に入れ、ひたひたに水を加え、砂糖の量は好みで。私は、砂糖はほんの少しにし、ハチミツとレモン汁を少し加えて煮るのが好みです。

「煮リンゴ」と「リンゴジャム」の違いは、煮リンゴはジャムほどたくさん砂糖を使わないこと(写真はイメージ。写真提供:photo AC)

 

控えめな甘さなので飽きないし、トーストに山盛りたっぷり乗せて食べてもカロリーを気にしなくてすみます。

スイーツとして楽しむときは、アイスクリームを添えて、パラパラとシナモンを振り、ミントの葉を添えるとおしゃれです。

ちなみにリンゴとサツマイモを同じくらいの大きさに切って煮て、最後にハチミツで味つけしたものも、おいしいデザートになります。

吉沢久子さんの連載「100歳の100の知恵」一覧