まもなく衣替えの季節。服が少なければそのぶん、楽になることが分かっていても…(写真はイメージ。写真提供:Photo AC)
着なくなった服が押し込まれたクローゼット、本がぎっしり詰まった本棚、使わないお皿だらけの食器棚……。モノで溢れた家にうんざり、という読者も多いのでは。一方、5年間で6000人以上の受講生にアドバイスをしてきた人気整理収納アドバイザー・阿部静子さんは「何があるかわからない時代だからこそ、人生の折り返し地点を過ぎたら片づけたもの勝ち」と断言します。その阿部さんが50代以上に向けて、お手軽片づけ術を伝授。第8回は「衣替えをラクに済ませるための服の減らし方」です。

10月は衣替えの季節

学校や官公庁などで「衣替え」の時期とされる10月。最低気温が18度くらいになったころが衣替えの目安とも言われますが、「わかっていても面倒」と思っている方も多いのではないでしょうか。

スムーズに衣替えを終えるためのコツ、それは対象となる服をなるべく少なくしておくことに尽きます。

しかし言うのは簡単ですが、「一度買った服はなかなか捨てられない」「思い切れない」という声もしばしば聞こえてきます。

では服を減らしたいと考えた場合、どのような点に注意をしておくとよいのでしょうか。