●認知症の人が見ている世界

自身でどうにかしようとする

物盗られ妄想が起こるのは、多くの場合、本人がしまった場所を忘れてしまうことが原因です。記憶の欠落が増えると、本人は「何かがおかしい」と感じ、「自分は認知症になりたくない」「しっかりしている自分を取り戻そう」と、とても不安な気持ちの中で、自分自身でどうにかしようと懸命になっています。