味付けに使うのは塩とわさび、ごま油だけ

さて、「なりっち食堂」本日のメニューは「ブリ大根のわさび酒蒸し」。

昔から「大根どきの医者いらず」と言われるほど、旬の大根はカラダにいい。お腹の調子を整える働きがあり、温かい料理なら腹の中から血流をよくしてくれる。そして、冬のブリは脂がのって格別。ブリの脂に含まれているオメガ３（EPA・DHA）は、血液サラサラ、抗炎症、疲労回復、脂肪燃焼作用がある。寒さで血流が悪くなったり、運動不足で太りやすくなる季節、冬のブリ大根はとても理に叶った料理なのだ。

「ブリ大根のわさび酒蒸し」は、いわゆる「茶色くて甘辛い」ブリ大根の酒蒸しバージョンだけれど、味付けに使うのは塩とわさび、風味付けのごま油だけ。

茶色くて甘辛くない「ブリ大根の酒蒸し」
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「ブリ大根のわさび酒蒸し」　

《　材料（2人分）》

ブリ切り身…………………………2切れ
大根…………………………………約7cm（約250g）
大根の葉（あれば）………………3～4本
ニンニク……………………………1片
ごま油………………………………小さじ2
Ａ　酒………………………………大さじ3
　　水………………………………大さじ2
　　塩………………………………ふたつまみ
　　わさび…………………………小さじ1

《　作り方　》

1）ブリは食べやすいサイズに切り、骨があったら取り除く。大根は皮をむいて厚さ1～1.5cmの短冊切りにする。大根の葉は刻む。ニンニクは包丁の腹で押さえて潰す。

2）フライパンにごま油を入れて中火にかけ、ブリ、大根を焼く。焼き色が付いたら大根の葉、Ａを加えてザックリと混ぜ、蓋をして8～10分ほど蒸す。

※蓋はきっちり密閉されないのせるだけのタイプでもOK。蓋がない場合はアルミ箔をかぶせてください。
※塩ひとつまみは指3本でつまんだ量です。

大根は上のほうが甘味が強く、下のほうが辛味が強いので、酒蒸しには上のほうを使う。皮もお惣菜に使うので捨てずに取っておく