友人との出会い

その時の私は、「ボロ雑巾」だったと自分で思う。
「社会から必要とされていない」、そんな烙印を押され、上京してそんなに年数も経っていなかったので頼れる人も仲間と呼べる人もいない。

家でもハウスダストアレルギーになったりシェアハウス内の人の奇行に悩まされ、まともに眠れず気の休まらない日々。

最後に住んだ4畳のシェアハウス

そんな頃、出会ったのがAさん達だった。
私は、転職活動でぼろっぼろになりながらも、とにかくいろんな人に会いまくっていた。

働き方や就活のコツなども聞きまくった。
名刺も持っていなかった漂流中の私でも、なぜか対等に接してくれる人達がいた。

みな、私からすれば”住む世界の違う”人達。正直肩書きを聞いただけでビビった。
でも、肩書きや年齢、バックグラウンドなんて関係なく、「一人の人間」として接してくれた。