視点を変えることで心のしこりが薄らぐ

しかし、長く苦しんでいる遺族の方が楽になっていく過程には共通点があることに気がつきました。それは「視点を変える」ということです。

視点を変えることで、後悔のもとになった事実は変わらないのに、後悔していた気持ちが変わります。視点を変えることで、長く苦しんでいた心のしこりが薄らいでいくのです。

『また、あちらで会いましょう』(著:四宮敏章/かんき出版)

視点を変えるための方法には大きく2つあります。

ひとつは、正しい医学的な情報を知ること。もうひとつは、後悔のさらに奥にある気持ちに目を向けることです。

少しわかりにくいかもしれませんので、この2つの視点の変え方について解説していきましょう。