コロナ禍によって想定外の不調も!
新型コロナウイルスの猛威によって、私たちの生活は長期にわたる制限を受けることになりました。そして、その影響は私たちに思いも寄らなかったさまざまな不調をもたらしています。その原因の多くもまた、自律神経に関係しているのです。
感染を予防するための行動制限によって、テレワークが進んだり、外出の機会が減ったり、日中の身体活動の不足が長く続きました。
こうした物理的な制限だけでなく、コロナ禍の行動制限は、人と会わない、暗いニュースに触れ続けるといった精神的な制限もストレスとなって、その影響で自律神経のバランスを崩してしまった方が多く見られました。
必然的に座りっぱなしになり、運動不足になって血流が低下。そこにメンタルのストレスが重なって交感神経への偏りが生じてしまいます。
主な症状としては、肩こりや腰痛が多く見られます。また、日中の身体活動が少ない、メリハリのない生活になることで、夜に副交感神経への切り替えができにくくなり、不眠や抑うつ症状に陥ってしまうことが多くなります。
長期に及ぶストレスが、自律神経に影響を及ぼします。