相原さんの処方箋

写真を拡大 (撮影=相原正明さん)

〔 処方箋 〕

人はじっくり話をしてみなければわからないが、その人からにじみ出てくるオーラを嗅ぎ分けるのも写真家の大事な才能だと思う。

オーラを突き詰めると、その人に隠された顔が見えてくる。写真は過去を写すことはできないが、過去の時間を感じさせるものを撮ることはできる。

それは、その人の隠れた事実を見つけること。生きてきた時間とその証を今の表情から読み解き写すことができる。

そのためには時間をかけて会話をして、1つずつ時間のパズルをはめ込んでいく必要がある。

ポートレートとは単に表の顔を撮るだけではない。その人の人生をあぶり出して撮ってこそ、写真から写心になるのかもしれない

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「猫様と4人の下僕たち」写真展

期間 2月17日(金)~3月1日(水)open 11:00~19:00
入場 無料
会場  WONDER PHOTO SHOP


富士フイルムフォトサロン4か所を巡回する写真展を開催

相原正明 写真展 On The Earth
~超大陸 オーストラリア~

相原さんからのコメント:

オーストラリアの大地を、天と地にいざなわれるままに大地とシンクロし撮り続けてきた34年。だがその流れはコロナ禍で中断された。ふとできた間の時間。この長い旅で何を体験し、見たのだろう。そして何を求めていたのか。その答えを作品としてまとめた。

世界最古の大陸オーストラリア、地球が生まれたまま現在も変わらない光景は、まるで別の惑星にいるような体験をさせてくれた。砂漠で岩の上に座り、星空を眺め、原生林で植物たちの命の鼓動を聞くことは、他の惑星での出来事のようであった。だがそれは紛れもないこの地球で見たもの。他の惑星から地球にインバウンドでやって来たときに感じるだろう、この惑星のすばらしさ。それを今回の写真展で形にした。

30年以上感じ続けた、ほかの惑星にいる錯覚、でも撮影が終わりファインダーから眼をはなすと、ここは地球だった。人類の尺渡ではなく地球の尺度で見ていただきたい写真展を開催する。

本展は、2008年から14年間の選りすぐりの作品に、2022年の撮りおろしの作品を加えて展示する。

会期・会場

フジカラーギャラリーかなざわ
2023年3月29日(水)~4月5日(水) 10:00-17:30(最終日 15:00)
開館時間 10:00~17:30 (最終日 15:00)
〒921-8043
石川県金沢市西泉2丁目83番地
TEL 076-243-3111

※ 写真展はやむを得ず、中止・変更させていただく場合がございます。予めご了承くださ
い。


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★相原正明フォトエッセイ テーマ「水」|from OITA 大分を巡る|koji note[三和酒類株式会社] (sanwa-shurui.co.jp)