101歳の長寿を全うした生活評論家、吉沢久子さんが日々の生活 のなかで見つけた「幸せに生きる方法」「暮らしのアイデア」「 簡単に作れるおいしい料理」は今の時代を生きる上でもヒントがい っぱい。エッセイ集『100歳の100の知恵』(中央公論新社) から吉沢さんの極意を1つずつ紹介します。
<100歳の100の知恵 58>
『ワインに合う「牡蠣変わりバター焼き」』
「牡蠣の変わりバター焼き」は牡蠣をお酒と醤油に漬けておき、食卓にスキヤキ鍋などを出して、野菜とともにバターで焼きながらいただく和洋折衷料理です。
使う野菜は、春菊、ねぎ、にんじんなど。ねぎは大きめに、にんじんは幅広いうす切りにします。
牡蠣は塩水で振り洗いしてから、同量の酒と醤油を合わせた漬け汁に一時間ほど漬けておきます。
バターを溶かしたところに野菜や牡蠣を入れ、さっと火が通ったところで、だいだいなどカンキツを絞ってふりかけていただきます。
バターのカロリーを気にする方もいるかと思いますが、このおいしさを前にすると、ダイエット心も吹き飛んでしまいます。
日本酒にもワインにも合う料理です。