101歳の長寿を全うした生活評論家、吉沢久子さんが日々の生活 のなかで見つけた「幸せに生きる方法」「暮らしのアイデア」「 簡単に作れるおいしい料理」は今の時代を生きる上でもヒントがい っぱい。エッセイ集『100歳の100の知恵』(中央公論新社) から吉沢さんの極意を1つずつ紹介します。
<100歳の100の知恵 55>
『「ひとり用の土鍋」料理は、作るのも食べるのも楽』
私はカボチャの味噌汁が好きで、冬になるとよく作りますが、ちょっと多めに作っておき、翌朝「カボチャの鶏肉団子うどん」にしていただきます。
ひとり用の土鍋に味噌汁を入れ、油揚げや青菜、ねぎ、鶏肉団子など有り合わせのものを加え、ゆでたうどんを煮て卵を落として鍋焼きうどん風に作ると、寒い朝の食事にぴったり。
一品ですんでしまうので、作るのも食べるのも楽です。
油揚げは熱湯をかけて油抜きして刻んでから、一回分くらいずつ分けて冷凍。
鶏肉団子も作ってゆでてから冷凍しておくとすぐに使えるし、いろいろな料理に使えるので便利です。