映画鑑賞後に受けた「最大の衝撃」とは

――原作では、よりはっきりと描かれているけれど、湘北メンバーだけでなく、みんながみんな、乗り越えられない壁にぶつかりながら、ここに集って、試合に臨んでいた。それは映画の中でも表現されていたように思います。

「原作未読だとやっぱり浅いのかもしれない。それでも、私が泣くのには十分に感動的で、素晴らしい作品でした」(写真:婦人公論.jp 編集部)

(パンフレットを再びめくりながら)でも、あんなに素晴らしかったリョータにまつわるあのシーンも、このシーンも原作ではなかったって聞いて、とにかくそれが映画鑑賞後に受けた、最大の衝撃でした……。反面、リョータ以外の人たちがこの試合に賭けている想いの深さが、原作未読だとやっぱり浅いのかもしれない、と感じてもいます。それでも、私が泣くのには十分に感動的で、素晴らしい作品でした。映画は。

――原作を読み込んで、逆に凝り固まったイメージのできていた自分には、とても新鮮な感想でした。そして結論としては、話しているうち、また『THE FIRST SLAM DUNK』を観たくなった(笑)。もう一度鑑賞した後、この記事をまとめたいと思います。

私も絶対、もう一度観ます!

<前編はこちら>