72の法則
ところでみなさんは「72の法則」という言葉を聞いたことがあるでしょうか。
これは、72をリターンの割合で割ると、「何年で元本が2倍になるか」がざっくりとわかるというものです。
たとえば年率6%で資産運用をしたのであれば、「72÷6=12」となります。つまり、100万円を年率6%で運用すれば、12年後には200万円になっているということです。
この算式に普通預金の金利である0.001%を当てはめてみましょう。
「72÷0.001=72,000」ということは、普通預金で預けたお金が2倍になるには72,000年も待たなければいけないということです。
このことを見ても、預金で資産を育てるのは現実的ではありません。
生活を送るうえである程度の預金は必要ですが、遠い将来の老後資金を育てる意味では、投資に目を向けたほうがいいのです。
※本稿は、『元東京国税局職員が教えるお金の基本』(幻冬舎)の一部を再編集したものです。
『元東京国税局職員が教えるお金の基本』(著:小林義崇/幻冬舎)
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