本当のベストパートナー

夫婦関係を修復したいと相談に訪れる妻の多くが、自分が夫に依存しているという自覚に欠けたまま、「夫は休日も子どもの世話をしてくれません」「夫は甲斐性(かいしよう)なしで」などと不満を募らせているのが現状です。

依存されている夫のほうは、妻の不満を解消するためには相手の要求に応えなければいけないと考えます。ですが、それが自分のキャパを超えている場合には、疲弊してしまうのです。

これが互いに自立している夫婦であれば、相手に期待していないので、期待どおりにならなくても波風は立ちません。

そればかりか、家に帰れば食事が用意されていることや、決まった日にお給料が振り込まれるなど、相手の働きに感謝することができるようになります。

自分一人では過ごすことができない、ときには一人で過ごしたいという相手にさびしさを感じるという人は要注意。

「一人でも生きていかれるけれど、二人なら心強い」、あるいは、「一人でも幸せだけれど、二人ならもっと幸せ」と考えている夫婦こそが、ベストパートナーなのです。