自分に自信がなかった
僕は、2003年に吉本興業に所属、そして2005年にスリムクラブを結成したお笑い芸人です。
スリムクラブは2007年に「エンタの神様」に快物フランチェンで出演(僕はナレーションのみ)、2010年にはM‐1グランプリで準優勝もしています。
このような成功は、全て相方(真栄田賢《まえだけん》)の力だと思っていました。
僕は相方の足を引っ張っているだけだと思っていたのです。
それだけ自分に自信がなかった。
自信がないから、誰に対しても素の自分を見せずに、いいところを見せようと見栄を張る自分がいました。
そんな僕に対して、相方は、「内間は内間でいいんだよ」と言い続けてくれました。なのに、僕はどうしてもその言葉を信じることはできませんでした。
そんなとき、あの事件が起きました。