個人的に営業に行っていた理由

事件発覚後、相方とは毎日電話をしました。相方の方からかけてきてくれるのです。

相方とは毎日電話をしました(写真提供:Photo AC)

相方は何か問題を起こしたり、苦しんだり、違和感を覚えたりしたときは、「なぜこんなことをしたんだろう」「そのときどういう気持ちだったんだろう」と、自分自身と向き合う癖がついています。

だから、そのときも、お互いに不安に思っていること、心の内にたまっていることを吐き出して、現状を変えていこうと話していました。

その話し合いの中で見えてきたのは、僕が直営業の仕事を受けていたのは、自分に自信がないからだということです。

自分は無能で、たいして稼げない。

だから、稼げるときに稼がなくてはいけない。小銭でも何でももらえるものはもらって、少しでも生活の足しにしたい。

それが個人的に営業に行っていた一番の理由でした。

そこに大きな落とし穴があった。今ではそれが分かります。

※本稿は、『等身大の僕で生きるしかないので さらけ出したら、うまくいった40の欠点』(ダイヤモンド社)の一部を再編集したものです。


等身大の僕で生きるしかないので さらけ出したら、うまくいった40の欠点』(著:内間政成/ダイヤモンド社)

「人は欠点をさらけ出せば出すほど、うまくいく」 
ずっと欠点だと思って隠していたことをさらけ出してみたら、意外と「人は短所で愛されている」ことに気づいた。
スリムクラブ内間政成が語る「欠点の愛し方」