ヤマブキ(写真提供:photoAC)

山吹もまたわが邦の特産

かざぐるまは蔓本であってりっぱな大花が咲いてまことに美しい。とっくに外国へも渡っているがこれも自慢するに足る一品で、せんにんそう属中の立ものである。

やまぶきはわが邦の特産で自慢のできる潅木である。既に早く外国へも渡っている。つつじ並びにしゃくなげの類でも外国に誇るに足るものが少なくない。

きりしま、れんげつつじ、りゅうきゅうつつじ、むらさきりゅうきゅう、やまつつじ、さつきつつじ、ほんつつじ、みつばつつじ、けらまつつじ等、算(かぞ)えくればたくさんある。

またしゃくなげ、おおしゃくなげ、ほそばしゃくなげ、はくさんしゃくなげも外国にない品種で、外国には好かるる花木である。

シャクナゲ(写真提供:photoAC)

園芸的変種に富むかえで

かえで属の品種はわが邦にはずいぶん豊富にあるがしかしその中で、最も世人に貴ばれまたは賞めらるるのは、かえですなわち学問上のアセル・パルマツムである。この品にはじつにたくさんの園芸的変種があって、その葉形並びに葉色が種々雑多である。

このように一種で変わったものは同属中の他種には決してないので、これまたわが邦の誇りとするに足るのである。その紅葉はまたじつに美なるものであることは世人のあまねく知るところのものである。