医学的なメカニズム

つまり、わたしたちに必要なのは、「とくに呼吸を意識しなくても、いつのまにか呼吸がゆっくり深くなっているような方法」です。

そして、そのために誰もがいつでもどこでも手軽に実践できる最高の方法が、「ゆっくり動く」なのです。

つまり、さまざまな動作を「ゆっくり」おこなう→「自然と」呼吸がゆっくり深くなる→副交感神経の働きが高まり、自律神経のバランスが整う→血流がよくなり、体のすみずみにまで質のよい血液が流れる→健康になる。

これこそがじつは、先ほどのたねあかし。

「ゆっくり動くと自律神経のバランスがよくなる」医学的なメカニズムなのです。

※本稿は、『整う力 ─ ちょっとしたことだけど効果的な78の習慣』(興陽館)の一部を再編集したものです。

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