1対2の呼吸法で不安は消える

まず、鼻から空気を3〜4秒かけてゆっくり吸いこんでください。

そして、その倍の時間をかけて、吸った息を6〜8秒かけて口からゆっくり吐きだしてください。

こんな簡単な呼吸法を2分から3分続けるだけで副交感神経が高まり、全身の血管が開き、毛細血管まで血流がよくなります。

血流がよくなると、筋肉が弛緩して、体はたちまちリラックスしてくるのです。

では、なぜこんな簡単な呼吸法で副交感神経が高まるのでしょうか。

それは、頭と胴体をつないでいる頸部にある「圧受容体」と呼ばれるところが反応して副交感神経を高めてくれるからです。

これこそまさに不安が消える呼吸法マジックなのです。

※本稿は、『整う力 ─ ちょっとしたことだけど効果的な78の習慣』(興陽館)の一部を再編集したものです。


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