得られる教訓

離婚した当事者の双方が再婚し、それぞれ新婚家庭を築いて生活し、元妻はすでに新しい子どもを出産し、元夫も近いうちに子どもが生まれる予定で、順調な経過を辿っています。

このケースから得られる教訓としては、養育費の支払い義務を負っている者は、子どもを養育している親権者が再婚し、新たな配偶者と子どもとの間で養子縁組が行われた場合には、もはや養育費を支払う義務がなくなるということを知っておくことです。

子どもの親権を取得する側も、このことを知っておく必要があります(写真提供:Photo AC)

実は、この元妻は、養子縁組をしたら、元夫は養育費の支払いをしなくてもよくなるということを知りませんでした。その意味で、子どもの親権を取得する側も、このことを知っておく必要があります。