自分のアレルゲンを見つけよう

今のところ、アレルギーの反応を抑えるには、アレルゲンとなる食品を避けるしか方法がない。IgGがからんだ慢性アレルギーの症状はわかりにくいことが多いため、心配な人はアレルギー検査を受けておくといいだろう。

しかし、日本の医療機関では、保険が適用される範囲では13項目しか調べられないのが現状だ。また原則的にIgE反応しか調べてくれない。

フランスやアメリカの医療機関では、ハーブやスパイスまでを含む150~200種類もの幅広い食品についてIgEだけでなくIgGのアレルギーの有無を調べられる。そのため、ほとんどの食品アレルギーを見つけることができる。

それに対して、日本でアレルギーの有無を正確に判断しようと思ったら、自由診療でなんとかするしかない。

私のクリニックでは、123種類におよぶ食品のアレルギー検査をおこなっているが、こうした診療所を見つけて頼むしかないのである。