歳とともに呪いから自由に!

ところが、年齢を重ねるにつれて変化がありました。自分の周囲に、魅力的だなと思う女性が増えてきたんです。

もしかしたら私自身のキャパがちょっと広がって、誰かを純粋に「魅力的だな」と思える感受性が育ってきたのかもしれません。

バービーさん「最近になってやっと、地元以外で女友だちができはじめました」(写真:『「わたしはわたし」で生きていく。』より)

とにかく「この人とお友だちになりたいな」という気持ちが生まれてきたんですね。

20代の頃に抱いていたトゲトゲした気持ちもいつのまにか消えて、そんなことでいきり立つ自分はおかしいなと思えるようになりました。

そうすると、魅力的な人との出会いも自然に増えるから不思議。

もちろん、今はSNSなどを通して志が近い人たちを可視化できるから、気の合う人に出会いやすいという状況も手伝っているとは思います。

そんなわけで、最近になってやっと、地元以外で女友だちができはじめました。

それでも会うときは一対一が多いですね。グループはやっぱりまだ苦手です。そして、これも歳のせいだと思うけれど、「頑張ってる感」とか「がまんしてる感」も年々減ってきた気がします。

なんていうのかな、20代の頃にあった「人にはこういう自分を見せなきゃいけない」みたいな呪縛から解き放たれたぞ、と感じるんです。ほら、若い頃って、友だち同士でもお互い見栄をはったりがまんしたりすることがあるじゃないですか。

そういう感覚が、まるっと消えてなくなったんです。だから以前よりもずっと気楽だし、女友だちと喋ることで自分のストレスが軽減されているなと感じられるようになりました。