「いつか幸せになれる」というストーリー
未熟な親を持った子どもは、親の精神的制約に慣れていくしかない。子どもは、気づいてもらおう、関心を持ってもらおう、触れ合ってもらおうと対応する。
やり方はさまざまだが、共通しているのは、いずれ自分の欲求は満たされるだろうと夢想することだ。
子どもは、人生にまつわるいろいろな事柄を見聞きし、それを自分で組み立てながら世の中を理解していく。そして、どうすればもっと心地よくすごせるかを想像し、いつの日か幸せになれるという希望に満ちた物語を生み出す。
そんな物語をわたしは「ヒーリング・ファンタジー」と呼んでいる。