ぬる湯の世界へようこそ

宿泊であれば「一晩中浸かっていられる」のがポイントですが、日帰り入浴でもぬる湯を楽しめます。

「千原温泉湯谷(ゆんだに)湯治場」(島根)は、先述した足元湧出のぬる湯で、「地球」をひしひしと感じるほどプクプク湯玉が湧いてくる温泉でした。炭酸がじりじり効いていて、塩気のさっぱり感がたまりません。

山口温泉(山梨)は、モール泉(植物成分が染み出ている、茶色の温泉)でぬるつるなアワたっぷりのぬる湯。甲府からちょっと足を伸ばして行く、住宅地の真ん中にある民家のような施設です。気持ちよすぎて出るタイミングをマジで見失います。

ぬるくて新鮮な温泉は、肌にアワのつく(炭酸)ものも多くあります。プチプチピリピリするのは、ぬるいからこそ為せる浴感。

多くの施設が湯上がり用に熱い湯船を用意しているので、初心者も安心して挑戦できます。無限に浸かってしまう、ぬる湯の世界へようこそ。

※本稿は、『女ひとり温泉をサイコーにする53の方法』(幻冬舎)の一部を再編集したものです。


女ひとり温泉をサイコーにする53の方法』(著:永井千晴/幻冬舎)

訪れた温泉は約500湯。
ヒマさえあれば女ひとりで温泉を巡りまくっている「温泉オタク会社員」による温泉偏愛エッセイ!

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