セロトニンは、脳神経を鍛えることで分泌量が増える

セロトニンは、脳の活性化と密接に関わる脳内の神経伝達物質のひとつで、ストレスに負けない健全な心身の状態を保つ作用があります。セロトニンが不足すると、慢性的な疲労を感じるようになり、イライラしたり不眠症になったり、ひどい場合はうつ病になったりすることもあります。

セロトニンは数ある脳内物質の中でも珍しく、脳神経を鍛えることで分泌量が増える特異な物質です。

『5人の名医が実践する「ほどほど」健康術』(著:サライ編集室/小学館)

これまで私は、脳内のセロトニンを活性化させる方法を研究し、実践しながら、多くの方に指導してきました。

その中から、まずは誰にでもできるセロトニン活性法の「ゆっくり吐く呼吸」をお伝えしましょう。

私自身も30年以上にわたり続けてきた呼吸法で、セロトニンが分泌することが実証されています。