日帰り入浴できる“わざわざ湯”

主要な街からちょっと足を伸ばしていく、日帰り入浴の“わざわざ湯”も大好きです。

例えば、岐阜県高山市にある「荒城(あらき)温泉 恵比須之湯」。

参拝客がすぐ横を通るようなところにあり、湯浴みをするのは度胸がいりますが、神聖な湯場で身も心も洗うような体験ができるのは恐山ならでは(写真提供:Photo AC)

高山駅から車で30分ほどのところにある山間の小さな日帰り入浴施設です。

飛騨高山の観光とセットでおすすめしたいけれど、どこかへ行く道すがらにあるわけではないので、わざわざ行くことになっちゃいます。

だばーっと注がれては流れていくオーバーフローで、すさまじい温泉成分によって湯船や床はとろとろに変形・変色。

加温している湯船と、源泉そのままの20度ぐらいの冷たい湯船があって、交互浴がサイコーに気持ちいい。

源泉湯船はアワがたくさんつき、硫黄と鉄のにおいがくっきりしています。地元客に愛されている、隠れた名湯です。