(イラスト=さかがわ成美)

こうした状況を改善するには、利用者も、できることは協力していかなくてはならないでしょう。

今、宅配便ドライバーを最も苦しめているものの一つが再配達。荷物が届く時間には在宅を心がけ、それが難しいなら、事前に電話を入れるか「置き配」にしてもらう。コンビニなどで預かってもらうサービスを利用してもいいでしょう。

また、荷物を出す時には、特段の事情がなければ自宅まで取りに来てもらう回数を減らし、コンビニなどに持っていく。そうすれば、配送料が割引されるので一石二鳥です。

 

宅配を出す時も

ヤマト運輸は、「持込割」が一般で100円引き。クロネコメンバーズに登録した方は営業所に持ち込むと150円引きです。日本郵便のゆうパックなら、「持込割引」は120円。同じ宛先に2個以上の荷物を同時に送れば、「複数口割引」で1個につき60円引きです。

割引で私たちもちょっとお得になるし、宅配便ドライバーの負担も少し減ります。

双方がウィンウィンになる行動で、物流の「2024年問題」を少しでも和らげる努力を!