四川をベースに和の要素を加えた創作中華
「お客様に喜んでいただくのが私たちの仕事。ですから、ご要望にはできるだけ応えたいと思っています。心が入らないと美味しいものは作れませんから」と語るのは、店主の増山剛シェフ。
赤坂の老舗「四川飯店」で修業後、広尾の「はしづめ」ではミシュランの星も獲得した実力の持ち主ながら、目指したのは誰にでも親しみやすく、それでいて洗練された食事を楽しめる大人の町中華。
麺飯一杯でもOKの気軽さでいて料理は本格的、そんな願ってもない一軒がここ「乃木坂 結」だ。その味を、ランチでもコースで楽しめるのだから見逃せない。
「よだれ鶏」や「黒酢の酢豚」など店自慢の味が並ぶなか、ランチ限定のスペシャルメニューが、前菜の「海老と彩り野菜の春餅(チュンビン)」。春餅とは、本来、立春の日の行事食。春の芽吹き野菜を薄い餅で巻いて食べる料理だが、これをアレンジ。揚げた海老を旬の露地野菜とともにクミン風味のマヨネーズでいただくサラダ感覚の逸品だ。
料理全体のベースは四川料理だが辛味は控えめ。化学調味料も一切使わない身体に優しい味わいとなっている。
乃木坂 結
●東京都港区南青山1-23-12 m&one南青山1階■電話:03・4362・8100
■11:30~14:30(L.O.13:30)、18:00~23:00(L.O.21:30)
■火曜休・その他不定休
●昼/3800円、6000円のコースのみ(土・日・祝日はアラカルトも)夜/コース9000円のほかアラカルトも多数
●アクセス/東京メトロ千代田線乃木坂駅5番出口より徒歩2分