“普通”の枠にはまってないとパートナーはできない？

今どきの男女の結婚観や恋愛観を真っ向から捉えて話題になったドラマ『こっち向いてよ向井くん』（日本テレビ）でこんなセリフがでてくる。「どんな関係性なのかが重要なんじゃない。ただ一緒にいたい、そんなふうに思える相手がいれば…」

このセリフ、今の私には妙に刺さった。そう、そうなんだ。恋愛、結婚と言うパッケージじゃなくても、一緒にいたいと思える、そんな人を私は求めている。
まともな両親がいて、家族仲が良くて、安定した仕事に就いていて、持病もなくて、借金（奨学金含む）がなくて、そんな“普通”の枠にはまってないとパートナーはできない？

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そんなの一回忘れて、恋人でも夫婦じゃなくて、ただ一緒にいたいと思える人と、阿佐ヶ谷姉妹みたいにアパートの隣に住んで、たまにお互いの家に行って、晩御飯を一緒に食べて、体調不良や災害のときは支え合って、ご飯が美味しくできたらおすそ分けにいって、怖い映画をみて眠れなくなったら夜相手の部屋に突撃して隣に寝たい。

そんな関係があったらいいのに（無理！）

前回「ヒオカ　人づき合いに必要な〈食べる〉ということ。数年ごとに激しい胃腸炎に見舞われ、回復に時間がかかる私に向けられた優しさが染みて」はこちら

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