自責の念に支配されて
何でもかんでも「自分が悪い」と自分を責めてしまう「自責の念」は典型的なうつの症状です。
漫画には、褒められたにもかかわらず「ごめん」と謝罪する妻が登場しますが、自責の念を持つとあらゆることを「私が悪い」と捉えてしまいます。
例えば、知らない人が泣いていても「私のせいかも」と感じたり、地球温暖化など世の中の問題についても「私が呼吸をしているから」と考えてしまうといったケースもあります。
自責の念に支配されると、なかなか周りのポジティブな声かけも耳に入りにくくなります。
しかし、少しずつでも自分の長所を認識することが、自責感情が緩和する一歩になります。良いところを褒める、感謝を伝えるなどの行動は、決して無意味ではないのです。