まもなく関ヶ原の戦いを迎えるNHK大河ドラマ『どうする家康』(総合、日曜午後8時ほか)。一方「婦人公論.jp」ではドラマの解説記事を、東京大学史料編纂所・本郷和人先生に連載いただいてまいりました。クライマックスを迎えるにあたり、思い立った我々編集部は読売旅行さんと相談、先生のご解説を交えて家康の岐路となった古戦場を巡るツアーを開催しました! 巡ったのは桶狭間、長篠・設楽原、小牧・長久手、そして関ヶ原の4カ所。日本史や家康、ドラマや先生のファンにとって、たまらない旅となりましたが、今回記事を通じてそのコースをたどり、現場ならではのロマンと知的興奮を読者の皆さんにおすそ分けいたします。その3は「小牧・長久手」について。
バスは小牧・長久手へ
本郷和人先生と徳川家康の人生の岐路となった古戦場を巡るツアーの二日目。今日は小牧・長久手の戦いにまつわる場所を辿ったあと、ツアーのクライマックス”関ヶ原”へと向かいます。
小牧・長久手の戦いといえば、あの豊臣秀吉(合戦当時は羽柴秀吉)と家康が激突したという合戦。戦いの勝敗としては家康に軍配があがったと聞きますが、実際にはどうだったのでしょうか?
なお今日は午前中だけで二つの城をまわるということで、合戦の背景に加え、日本の城郭研究にまつわるお話なども先生からうかがいながら、バスは岩崎城址公園へと向かいます。