森先生「徹底的な『歯磨き』で心筋梗塞や糖尿病のリスクを減らすことができる」(写真提供:Photo AC)
2019年に厚生労働省が発表したデータによると、日本人の平均寿命と健康寿命の差は男性が8.73年、女性が12.7年だそう。これは寝たきりや要介護状態など、自立した生活ができない状態で過ごす期間が「男性は8.73年」「女性は12.7年」あるということです。そのようななか、「更年期をどう乗り越えるかが、のちの人生を左右する」と話すのは、医師の森勇磨先生。その森先生、「徹底的な『歯磨き』で心筋梗塞や糖尿病のリスクを減らすことができる」と言っていて――。

健康寿命をのばすには「日光浴」が不可欠

健康のためには、お金に糸目をつけないという人がいます。しかし、リーズナブルにあるいは無料で健康寿命をのばす方法はたくさんあります。

そのような意味で、日光は無料の健康グッズの王様です。なんと日光を浴びることが、骨粗しょう症予防になるのです。

骨がもろくなる骨粗しょう症はとても怖い病気です。たった1回転倒して骨折しただけで、その後の人生を最悪寝たきりで過ごさなければならない危険性があります。

日光浴は、骨粗しょう症を予防する最も簡単な方法です。

日光を浴びることで紫外線に皮膚が反応し、骨を丈夫にするビタミンDが作られます。

紫外線と言うと皮膚がんの原因になるなどマイナスのイメージを持たれがちですが、適度に浴びるのは悪いことではないのです。