(写真提供:Photo AC)
1970年、最高視聴率34パーセントを記録したテレビドラマ『おくさまは18歳』が放送されてから50年以上の時が流れ…。飛鳥役を演じ、昭和芸能界の国民的アイドルとして一世を風靡した岡崎友紀さんは、70歳を迎えました。岡崎さんは、歳を重ねることについて「私ったらほとんどの時間、自分が『老人』ということは忘れているんですよね」と語っていて――。今回は、岡崎さんの45年ぶりの書き下ろし著作『なんたって70歳! ― だから笑顔で生きる』より一部引用、再編集してお届けします。

曖昧なのはやめましょう

インタビュー取材には、本当に知りたいから質問している時と、言わせたい答えは決まっているという時の、二通りがあります。

で、純粋に聞きたいことがある取材は、実はほとんど無いんです。

なぜなら、インタビューをすると決めた時に、すでに掲載記事の内容を決めていることが多いので、でも勝手に書くのではなく、ちゃんと取材をして書いたという既成事実は必要ですから、インタビューをするんですね。

これはテレビ番組などのインタビュー取材も同様です。

それを知っているのに取材を受けるのは、やはり持ちつ持たれつの関係で、パブリとの兼ね合いもありますので、ありがたくお受けするわけです。