身近な人に看護・介護が必要になったとき、みなさんはどこに相談しますか?
総合的な相談先として、主治医の所属機関を問わず、活用できるのが「訪問看護ステーション」です。
その地域に開かれた独立した事業所である「訪問看護ステーション」に、黎明期から関わり、自ら起ち上げた「桂乃貴メンタルヘルスケア・ハートフル訪問看護ステーション中目黒」で、自分自身も看護に当たるのが渡部貴子さん。
自らの経験を元に、介護や看護で困っている方への質問・疑問に答えてもらうのがこの連載です。第24回目は、「優しい振り返り」についてです。
(構成:野辺五月)
総合的な相談先として、主治医の所属機関を問わず、活用できるのが「訪問看護ステーション」です。
その地域に開かれた独立した事業所である「訪問看護ステーション」に、黎明期から関わり、自ら起ち上げた「桂乃貴メンタルヘルスケア・ハートフル訪問看護ステーション中目黒」で、自分自身も看護に当たるのが渡部貴子さん。
自らの経験を元に、介護や看護で困っている方への質問・疑問に答えてもらうのがこの連載です。第24回目は、「優しい振り返り」についてです。
(構成:野辺五月)
「自分にどれくらい優しくできたか」という新しい視点
Q:12月になり、今年も終わりが見えてきました。なんだか気持ちばかりが焦ってしまい、やり残したことや反省点ばかりが頭に浮かんでしまいます。この1年を責めずに振り返り、心穏やかに新年を迎えるには、どうしたらいいでしょうか。
(50代「来年こそは」さん)
A:この1年、あなたは十分頑張ってきました。年末は「できなかったこと」ではなく、「自分にどれくらい優しくできたか」という新しい視点で、成長を確認してみましょう。
今年も残すところあとわずかとなりました。この1年、様々な不安や体調の変化がありながらも、ここまで生活を続けてこられたことは、本当に素晴らしいことです。
私たちはこれまで、弱いのは恥じゃないということ、1人で抱え込まなくていいということ、そして自分のペースで生きていいんだよ、というお話をしてきました。過去の記事で触れたメッセージを思い出した時、「そうだ、また前を向こう」と立ち直るきっかけになっていたら、それほど嬉しいことはありません。
